エイズ患者は3年ぶりに増加しました。
2023年に国内で報告された「HIV感染者」と「エイズ患者」の新規報告数はあわせて960件で、どちらも前年より増加しました。HIVの新規感染者は特に20代と30代で突出しており、長崎市では早期発見につなげるため、若い人が集まる「学園祭」に合わせて、長崎大学の構内で検査を実施します。厚生労働省エイズ動向委員会の発表によりますと、2023年のHIV新規感染報告数は669件(男性649・女性20)、エイズ患者の報告数は291件(男性282・女性9)でした。
減少傾向が続いていた中、HIV感染者は7年ぶりに、エイズ患者は3年ぶりに増加しました。どちらも男性がおよそ97%を占めています。
感染経路は「同性間の性的接触」が最多で、HIV感染者では71.2%、エイズ患者では54.0%と、半数以上を占めています。
年齢は、「HIV新規感染者」は20代と30代が突出して多くなっており、中でも30歳~34歳が最多。「エイズ新規患者」は30代と40代が比較的多く、最多は35歳~39歳でした。
続きはこちら
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1519221?display=1
2023年に国内で報告された「HIV感染者」と「エイズ患者」の新規報告数はあわせて960件で、どちらも前年より増加しました。HIVの新規感染者は特に20代と30代で突出しており、長崎市では早期発見につなげるため、若い人が集まる「学園祭」に合わせて、長崎大学の構内で検査を実施します。
新規報告数
厚生労働省エイズ動向委員会の発表によりますと、2023年のHIV新規感染報告数は669件(男性649・女性20)、エイズ患者の報告数は291件(男性282・女性9)でした。
減少傾向が続いていた中、HIV感染者は7年ぶりに、エイズ患者は3年ぶりに増加しました。どちらも男性がおよそ97%を占めています。
感染経路は?
感染経路は「同性間の性的接触」が最多で、HIV感染者では71.2%、エイズ患者では54.0%と、半数以上を占めています。
多い年齢は?
年齢は、「HIV新規感染者」は20代と30代が突出して多くなっており、中でも30歳~34歳が最多。「エイズ新規患者」は30代と40代が比較的多く、最多は35歳~39歳でした。
早期発見が何より大事
国立感染症研究所によりますと、HIV感染症は根治はできません。しかし、適切な治療で血中ウイルス量を抑制することにより免疫機能を維持・回復し、良好な予後を見込むことが可能となります。また、性交渉による他者への感染を防ぐこともできます。
長崎市では早期発見につなげるため、2007年から毎年長崎大学の「学園祭」にあわせて大学構内で検査を実施しています。ことしは11月2日(土)です。
【HIV(エイズ)即日検査】
2024年11月2日(土)13時~15時受付
長崎大学教育講義棟4F A-41・42
予約:095ー829ー1172(長崎市感染症対策室)
検査は「無料」「匿名」です。採血でHIV抗体の有無を調べ、およそ30分で結果が出るということです。長崎市感染症対策室では「まずは関心を持ってもらい早期発見につなげたい」としています。
この他、長崎市では毎週水曜日の午前を中心に、長崎市保健所でHIV(エイズ)の即日検査を実施しています。※要電話予約